不整脈 症状

不整脈の症状

不整脈が生じると、「動悸(どうき)」を感じたり、胸に不快感や息苦しさを覚えます。不整脈の症状は、不整脈の種類によって異なり、一般的には、心電図などで検査してみると不整脈が起こっていても、特別な症状がないという場合も多くあります。 「動悸」を感じ、脈が突然、乱れた場合に、疑われる病気に以下のものがあります。その主な症状もご紹介します(いずれも内科、循環器科を受診し、正確な判断を求めましょう)
  • 期外収縮−脈が飛ぶような感じを伴う
  • 発作性頻脈−急に脈が早くなる
  • 発作性心房細動−脈が乱れ、胸部に不快感がある
  • 房室ブロック−脈が遅くなる。・高度の徐脈−脈が遅くなる

不整脈の起こる仕組み

不整脈が起こる仕組みは、通常、成人では安静時に1分間に50〜70回前後の規則的な収縮、拡張が繰り返されますが、この刺激が規則的に発生しなくなり、その伝達回路になんらかの支障が生じると、心臓の収縮、拡張のリズムがくずれ、「不整脈」になるのです。

 

心臓は、心臓自身が「刺激」を出し、それが伝えられることによって、収縮と拡張を繰り返します。この刺激は、心臓の右心房(うしんぼう)というところの筋肉の一部である「洞結節(どうけっせつ)」というところから発せられます。

 

洞結節から発せられた刺激は、@洞結節A心房B房室結節(ぼうしつけっせつ)Cヒス束(ひすそく)D心室中隔を走る左右の脚E左右の心室。の順序で伝えられます。

 

洞結節から発せられた刺激が心房に伝わると、心房が、そして心室に伝わったときには、心室が、それぞれ収縮するのです。このリズムが崩れると不整脈になるのです。